イケメンクラスメイトの推し愛が重い



なんで梅森くんはコイツと友達なんだ?って思ったけど


梅森くんと私が仲良いわけでもないし、つまり私と梅森くんも相容れなかったってことなのかな。




「自分でやったらいいじゃないですか。
ささっとやってるなら自分の方が手が空いてるでしょう?」


「おまえ本当にかわいくねーやつ。
よくそれで本屋の店員つとまるな」


「余計なお世話です」




あなた相手だから言ってるだけで。


お客さんにこんなうざい絡みしてくる人いないから。




「私だってこっちの作業があるので
邪魔しないでください」


「おまえなぁ!」




まだ噛み付いてくる男に、面倒くさいなって思ってたら。




「おまえそんなに椿さんに絡むなよ。
こっちの仕事なんだから押し付けようとするな」




後ろから梅森くんが来て、


私の名前を出したくせに目を合わせることもなく、お友達を連れて離れていった。




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