イケメンクラスメイトの推し愛が重い
梅森くんは
続けてほしいよね。
でも…ごめんね。
「今日のステージがどんなに良くても悪くても、
もうこれで最後だって…茉美と話しました」
「………うん」
「…応援してくれてたのに、
期待に応えられなくて、ごめんなさい…」
衣装のスカートの裾をギュッと握る。
応援するなんて言ってたけど、ガッカリされても不思議じゃない。
梅森くんになんて言われるか、怖くてぎゅっと目を瞑ると。
「なんで謝るの。
どんな道でも応援するって言った」
「でも…続けなければ、私は、もう…」
しほみとして梅森くんと会うことはなくなる。
そしたら…志歩としても、接点がなくなってしまうかもしれない。
梅森くんはもう、私と会わなくてもいいと、思ってるのかな…。