イケメンクラスメイトの推し愛が重い



「言ったでしょ、
『絶対また見つける』って。『ずっと好き』だって」


「……そんな、確信もないのに…」


「確信、あるよ。

だって俺、


本屋の店員してる姿も好きだから」




………



…………え?




「……え…ぅ…え?」


「なんでそんなにびっくりしてるの。
俺が気付いてたのがそんなにおかしい?」


「……気づ…いつ!?」


「ゴールデンウィークに遊びに行った日」




………えぇ!?


そんな、気付いてる素振りなかったけど…!?




「……と言っても、夜中に話した時になんとなく…。
けど、その前にも、うっかり俺のこと『梅森くん』って言ってたのが引っかかって」


「え……私、『梅森くん』って言ってた?」


「言ってた。
今もずっと言ってるの、隠す気ないのかなって思ってた」




今は


梅森くんにちゃんと言おうと思ってたからわざとだけど…


あの時にもボロ出てたのかぁ…!!




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