イケメンクラスメイトの推し愛が重い



「梅ちゃんは現役時代も知ってたってこと?」


「うん…私は顔は知らなかったんだけど、
後からライブに来てくれてた人だって教えてもらったの」


「ふーん…
大好きなアイドルと恋人かぁ。
いいなぁ梅ちゃん」




梅森くんがかつて私たちのファンだったことは、あのステージでなんとなく気付いてたみたいだけど


恋人になったことは、学園祭が終わってから二人に尋問されて吐かされた。



なので二人には、私と梅森くんが付き合ってることは知られている。




「で、梅ちゃんは今なにしてんの?」


「新聞部の先輩に捕まってるんじゃないかな…」




こうしてMi☆Miが校内新聞のネタにされているということは


あそこでガチ応援してた梅森くんがなにか知っていると思われるのは当然のことで…。




「あ、梅ちゃん」




絵瑠ちゃんが指差す方に、


梅森くんと、その背後に新聞部の先輩がいた。




< 248 / 257 >

この作品をシェア

pagetop