イケメンクラスメイトの推し愛が重い
「ごめん、気をつける」
そして素直に謝る梅森くん。
私だから許すけど、他の女の子にやったからには勘違いされるよ?
……梅森くん、イケメンだし。
「……でもやっぱり、
椿さんになんて言われても、Mi☆Miを追うのはやめない」
「……それは…私も言いすぎた。
だから、勝手にどうぞ」
どうせ追いかけたって見つからないんだし。
「幸せな姿さえ見れればいいんだ。
……って、超綺麗事だけど」
「…どこかで幸せでやってるよ」
本屋のバイトは嫌じゃない。大橋さんも羽田さんも、店長だってみんないい人。
今は、すごく充実してる。
ただ少しだけ、
胸の奥になにかが引っかかってるような気もするけど
あの頃より、ずっと幸せだ。