総長さんは慰めたい。(短)
しかも耳にピアスしてるし、よく分からないアクセサリーを、首にも手にもしてるし!!
一般ピープルな私と比べれば、まるで宇宙人みたいな規格外をしているその人――その男の人は、私の格好に合わせてしゃがんでくれていた。
「な……にか……?」
それだけ言うのが精いっぱいで、でも、その男の人が私のコンタクトを踏んでいないか心配で……。
赤髪と話をする素振りをしながらも、顔は常に下を見ていた。
すると、地面を見る私の視界に、突如現れる缶。
カ、コン
中身が半分ほどないような音がして、そのコーヒー缶は私の前に置かれた。