俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
「夏香はこっちでやりたいこととかあんの?」

「えっと……本場のロコモコが食べたいです。あとパンケーキとか、アヒポキとか……」

「全部食い物じゃねぇか。食いしん坊な夏香らしいな」

旭さんがクスクスと笑う。

「だって、食べることが好きなんですもん」

「俺はいっぱい食べる女好きだぜ。それにしてもこの華奢な身体のどこにそんだけの食い物が入るんだか。あ、もしかしてここにか」

「……旭さん、ダメ」

後方から私を抱きしめる旭さんの指先が私の胸に伸びる。そして、私の反応を弄ぶように服の上から何度も中央の膨らみをなでる。

もう油断も隙もあったもんじゃない。

「こんなに固くしてんのに? 夏香は本当にエッチだな」

耳元でそう囁かれ、カァ~ッと頬が熱くなる。

「わ、私よりも旭さんの方がエッチです! それにドSで変態の性欲おばけじゃないですか!」

思わずムキになって言い返してしまった。
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