俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
***
翌日、部屋で朝食を済ませると旭さんとともにホテルを出た。今日も真っ青な空が広がっている。
旭さんと手を繋ぎながらワイキキビーチ沿いを歩く。
「歩いて行ける場所なんですか?」
「まぁな。もう着くぜ」
旭さんが言うとおりそれから数分後、目的地に着いた。
「瀬名様、お待ちしておりました」
店の中にいた日本人スタッフと思われる方が笑顔で迎えてくれた。
白を基調とした清潔感漂う店内。全面ガラス張りの窓からは美しいビーチが見渡せる。
「旭さん、ここはいったい……」
「今からウエディングドレス選びだ」
「え? ウエディングドレス?」
まさかの旭さんの言葉に目を丸くする。
「今日は今からふたりだけの結婚式をするんだ」
「え? 挙式ならもうじき日本でしますよね?」
順序が違うが、新婚旅行から戻ってすぐに日本での挙式を控えていたりする。
「それはそれで、これはこれ。今日は俺が夏香のウエディングドレス姿を独り占めする日ってこと。ほら、行くぞ」
戸惑う私の腕を引いて旭さんが歩き出した。
翌日、部屋で朝食を済ませると旭さんとともにホテルを出た。今日も真っ青な空が広がっている。
旭さんと手を繋ぎながらワイキキビーチ沿いを歩く。
「歩いて行ける場所なんですか?」
「まぁな。もう着くぜ」
旭さんが言うとおりそれから数分後、目的地に着いた。
「瀬名様、お待ちしておりました」
店の中にいた日本人スタッフと思われる方が笑顔で迎えてくれた。
白を基調とした清潔感漂う店内。全面ガラス張りの窓からは美しいビーチが見渡せる。
「旭さん、ここはいったい……」
「今からウエディングドレス選びだ」
「え? ウエディングドレス?」
まさかの旭さんの言葉に目を丸くする。
「今日は今からふたりだけの結婚式をするんだ」
「え? 挙式ならもうじき日本でしますよね?」
順序が違うが、新婚旅行から戻ってすぐに日本での挙式を控えていたりする。
「それはそれで、これはこれ。今日は俺が夏香のウエディングドレス姿を独り占めする日ってこと。ほら、行くぞ」
戸惑う私の腕を引いて旭さんが歩き出した。