俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
予想外の提案
【予想外の提案】
「立花さん、ちょっといいか? 展示会の受付の件で打ち合わせがしたいから、今から第一会議室に一緒に来てもらえる?」
自分の席で書類を作成していると、旭さんが席にやってきた。
「え? あ、はい。分かりました」
一生懸命に平静を装いながら、旭さんの後ろをついていく。
展示会のことで打ち合わせがしたいということ自体は別に不自然じゃない。
旭さんが指揮を取っている企画開発課では年に数回、大きな会場を借りて新作ウエアのお披露目会を外部の企業やスポーツチーム、選手個人などに向けておこなっている。
そのイベントはわが社にとってもすごく重要なものであり、各部署から数人ずつヘルプとして人員が駆り出されることになっている。
今回、うちの部署からは私ともうひとり新人の男の子が選ばれて、私は受付を新人の男の子は裏方でアイテム管理を任されている。
「午前中は受付をしてもらって、午後からはこの指示書どおりバックヤードでアイテム分けをしてほしい」
「分かりました」
かなり細かく指示が出てる。
前任の課長はざっくり指示な感じだったけれど。
旭さんって意外と几帳面なのかな。
「立花さん、ちょっといいか? 展示会の受付の件で打ち合わせがしたいから、今から第一会議室に一緒に来てもらえる?」
自分の席で書類を作成していると、旭さんが席にやってきた。
「え? あ、はい。分かりました」
一生懸命に平静を装いながら、旭さんの後ろをついていく。
展示会のことで打ち合わせがしたいということ自体は別に不自然じゃない。
旭さんが指揮を取っている企画開発課では年に数回、大きな会場を借りて新作ウエアのお披露目会を外部の企業やスポーツチーム、選手個人などに向けておこなっている。
そのイベントはわが社にとってもすごく重要なものであり、各部署から数人ずつヘルプとして人員が駆り出されることになっている。
今回、うちの部署からは私ともうひとり新人の男の子が選ばれて、私は受付を新人の男の子は裏方でアイテム管理を任されている。
「午前中は受付をしてもらって、午後からはこの指示書どおりバックヤードでアイテム分けをしてほしい」
「分かりました」
かなり細かく指示が出てる。
前任の課長はざっくり指示な感じだったけれど。
旭さんって意外と几帳面なのかな。