俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
「夏香先輩、まったく興味がないって感じですね」
気のない返事に聞こえたのか、砂羽ちゃんが苦笑いを浮かべる。
「だって社長のご子息でしょう? それでイケメンときたら絶対モテるだろうし、私の中では興味の対象にはならないかな」
「夏香先輩は本当に現実主義ですね。でも、人生なんてどこでどうなるか分からないんですよ? ドラマみたいなシンデレラストーリーがあるかもしれないですよ。先輩は美人だから、もしかしたら社長の息子さんに一目惚れされて告白されるってこともあるかもしれないし」
「そんなことないない。ひとまず昼休憩終わるから戻ろう」
弁当箱を片付けて私は立ち上がる。
現実主義の私からしたら、プラス思考で人生を楽しんでいる砂羽ちゃんがまぶしく見える。
そんな砂羽ちゃんが羨ましい。
ドラマみたいなシンデレラストーリー。
私には一生、無縁な話だろうな。
そう思っていたのに……。
気のない返事に聞こえたのか、砂羽ちゃんが苦笑いを浮かべる。
「だって社長のご子息でしょう? それでイケメンときたら絶対モテるだろうし、私の中では興味の対象にはならないかな」
「夏香先輩は本当に現実主義ですね。でも、人生なんてどこでどうなるか分からないんですよ? ドラマみたいなシンデレラストーリーがあるかもしれないですよ。先輩は美人だから、もしかしたら社長の息子さんに一目惚れされて告白されるってこともあるかもしれないし」
「そんなことないない。ひとまず昼休憩終わるから戻ろう」
弁当箱を片付けて私は立ち上がる。
現実主義の私からしたら、プラス思考で人生を楽しんでいる砂羽ちゃんがまぶしく見える。
そんな砂羽ちゃんが羨ましい。
ドラマみたいなシンデレラストーリー。
私には一生、無縁な話だろうな。
そう思っていたのに……。