俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
***
「わ、私……持ち帰ってきた展示会の資料とパンプレットの整理をしてきますね」
マンションに戻り玄関のドアが閉まると、夏香は気まずさに耐えられなくなったのか、すぐに自分の部屋に向かおうと歩き出した。
「待てよ」
反射的に夏香の腕を取って足を止める。
「なんで逃げんの?」
「……それはその……なんか旭さん、いつもと違うから……」
振り向いた夏香が気まずげに視線を逸らす。
別に夏香を困らせたかったわけじゃない。
だけど、もう自分の気持ちに歯止めが利かない。
「誰のせいで俺がこんな風になってると思ってんの?」
「……んっ……」
気づけば俺は夏香の頭を両手で抱え込み、夏香の唇を奪っていた。
驚くほどやわらかな唇の感触。もう一度唇を重ねにいき、夏香の唇をこじ開けて探し当てた舌を絡めとると、夏香の口から吐息が漏れた。
夏香が子猫のように身体をくねらせながら俺の胸を必死に押して抵抗する。その抵抗を奪うかのように俺は、片手で彼女の両手を上にあげて壁に押し付けた。
「わ、私……持ち帰ってきた展示会の資料とパンプレットの整理をしてきますね」
マンションに戻り玄関のドアが閉まると、夏香は気まずさに耐えられなくなったのか、すぐに自分の部屋に向かおうと歩き出した。
「待てよ」
反射的に夏香の腕を取って足を止める。
「なんで逃げんの?」
「……それはその……なんか旭さん、いつもと違うから……」
振り向いた夏香が気まずげに視線を逸らす。
別に夏香を困らせたかったわけじゃない。
だけど、もう自分の気持ちに歯止めが利かない。
「誰のせいで俺がこんな風になってると思ってんの?」
「……んっ……」
気づけば俺は夏香の頭を両手で抱え込み、夏香の唇を奪っていた。
驚くほどやわらかな唇の感触。もう一度唇を重ねにいき、夏香の唇をこじ開けて探し当てた舌を絡めとると、夏香の口から吐息が漏れた。
夏香が子猫のように身体をくねらせながら俺の胸を必死に押して抵抗する。その抵抗を奪うかのように俺は、片手で彼女の両手を上にあげて壁に押し付けた。