俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
「……あっ」

胸を優しく揉まれ指の腹と舌で中央の蕾を刺激されれば、昨日以上にむずがゆい感覚が身体を走り、自然と甘い吐息が漏れた。

「夏香、とってもきれいだ」

「……ふっ……んっ……」

変な声、出ちゃう。

我慢、しなきゃ……。

必死に手で口元を抑える。

「声がまんすんな。もっと夏香のかわいい声、聞かせろよ」

そう言われても……。

恥ずかしさから必死に声をこらえようとしてしまう。

「……っ、旭さん、だめっ……あっ」

だが、次の瞬間、旭さんの指先が太ももをすり抜けて秘所へと滑り込むと、声を我慢することができないほどの快感の波に襲われて身体を仰け反らせた。彼の長い指先がそこを探るように縦横無尽に動き回る。

「……あっ……ああっ!!」

「乱れてる夏香を見てると興奮する」

執拗なほどに繰り返された愛撫によって蜜が次から次へとあふれ出してくるそこは、容易く彼の指を飲み込んでしまっていた。

旭さんの指が動くたびにクチュリといういやらしい音が耳に届き、こんなにも感じてしまっている自分自身が恥ずかしくて頬が熱くなっていく。

……こんな感覚、知らない。

こみ上げてくるゾクゾクとした感覚に身体を震わせた。
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