俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
「恩人……?」
「はい。あの日、旭さんが声をかけてくれなかったら、私はきっと今も絶望の中にいたと思います。あの日の旭さんの言葉と貸してくれたパーカーは、私にとってお守りみたいに特別で大切なんです。それに、このパーカーの存在があったからSPICA MODEで働きたいとも思えたんです」
正直、自分の気持ちを面と向かって話すのは照れくさい。
それでも、今きちんと自分の想いを伝えたいと思った。
「そうだったのか」
「はい。今、旭さんとこんな風にいられて私、すごくうれしいし幸せです」
「そういうとこ、かわいすぎんだよ」
「え? 私は思ったことを言ったまでで……」
「おまえさ、人を煽る天才だわ」
次の瞬間、旭さんが私の上に覆いかぶさり悪戯っぽく笑いながら唇を塞いだ。
「はい。あの日、旭さんが声をかけてくれなかったら、私はきっと今も絶望の中にいたと思います。あの日の旭さんの言葉と貸してくれたパーカーは、私にとってお守りみたいに特別で大切なんです。それに、このパーカーの存在があったからSPICA MODEで働きたいとも思えたんです」
正直、自分の気持ちを面と向かって話すのは照れくさい。
それでも、今きちんと自分の想いを伝えたいと思った。
「そうだったのか」
「はい。今、旭さんとこんな風にいられて私、すごくうれしいし幸せです」
「そういうとこ、かわいすぎんだよ」
「え? 私は思ったことを言ったまでで……」
「おまえさ、人を煽る天才だわ」
次の瞬間、旭さんが私の上に覆いかぶさり悪戯っぽく笑いながら唇を塞いだ。