俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
だけどそれだけじゃ済まなくて、唇が首筋から鎖骨へと下りていく。

こんなに明るいところで身体を見られるなんて恥ずかしすぎる。身体に触れる手は優しくも、私の反応を味わっているかのように淫らにも思えて、羞恥心が煽られ身体が熱くなっていく。

「恥ずかしいです……」

「煽った夏香が悪いんだろ?」

「……もう、旭さんのいじわる……んっ……」

「好きな子には、いじわるしたくなるんだよ」

こんな温かくて優しい時間がずっと続いてほしい。

私はきっともう、この甘い温もりから抜け出すことはできないだろう。

ここは私だけの特別な場所。

「もう二度と夏香のことを離す気ねぇからな」

旭さんが頬を緩ませながら私の唇をなぞり、再び甘いキスを落とした。
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