いけめんくんら

優「吏央に手出さないでね」


雷「俺は女の子にしかきょーみないし?」




「僕女ですよ」




雷「…はっ、え?イケメンすぎだろ、でも僕って…」



「この見た目で私って言うと、ね」


雷「あー、…吏央、俺と」

優「ダメだって言ってんじゃんチャラすぎ」


雷「ケチ」


この人生徒に手出したりしてないよね…?



椿「雷、生徒に見られたらどーする、」



雷「椿、起きたのか」


椿「おう、頭痛い」



店員「お待たせしました」


「あ、ありがとうございます」


店員「ごゆっくりどうぞー」


お酒久しぶりだ



優「吏央って手話できるんだね」


「うん、親が難聴者で。使ってるのは日本語対応手話だけどね」


雷「ぜんぜんわからん、笑」


椿「あーなんか大学でちょっとやったような…」


優「明日僕も行こうかな」


雷「明日?」


「あぁ、明日学校で手話教えに行くの」



雷「へーいいね俺も行こ」


椿「じゃあ俺も」



ちょっとずつお酒飲んでるけど大丈夫かな


脈はやいけどまぁこのくらいならまだ、


それより隣の優翔がやばそうかな?

ちょっと近づいただけで呼吸音に喘鳴混ざってるのきこえるし

喘息持ち?

そろそろ発作起きそうだし止めるか、


「優翔、ちょっとストップ吸入器は?」



優「えっ、なんで分かっ…あー、ナースか」


雷「吏央看護師なの」


「うんそう」


椿「てか優翔喘息持ち?」


優「そうだけど…」



「聴診器今ないわごめんちょっと近づくよ」



胸の辺りに耳を近づける



わりと酷い喘鳴



「吸入器かして」


優「はい、」


口元に当てて吸わせる


「ゆっくり深呼吸、」


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