if...運命の恋~エリート循環器医は彼女を手放せない~

何日ぶりかの自宅に帰った。学長がCCUで生死を彷徨っている状態の時は、傍を離れられなかった。
昨夜、やっと状態が安定して一般病棟へ移動した。

通常の心カテ検査は いつもの様にこなし、
安定しない学長の状態を何とか必死に診てきた

部屋に辿り着くと、洋服のままベットになだれ込んだ。 
 ”ああ~ッ・・疲れた・・・”
そう感じて、それから僕の意識がなくなった。



ピンポ~~~ン ピンポ~~~ン♪
ピンポ~~~ン ピンポ~~~ン♪


『・・・う・・・ん・・・・』

ピンポン♪ピンポン♪ピンポン♪

”誰だ・・・連打でベルを鳴らすなんて・・・”


僕は眠くて死にそうなのに・・・身体は夢遊病者のように
フラフラしながら 玄関のドアを開けた

『・・どなた?』
「俊ちゃん!」
『・・・・・・・・母さん?!・・・・嘘?!』




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