if...運命の恋~エリート循環器医は彼女を手放せない~

I Love You.

〔I Love You〕


まだ明け方の4時過ぎ

  ” 本当にあなたはとっても元気なのね・・またママのお腹を蹴っては
   とっても早いおはようたらご褒美に
   パパのお話を聞かせてあげる・・どう?・・聞きたいでしょ? "

   また この子と一緒に今日をおもいっきり生きる
   あなたがいてくれたから、私は強くなれる

   私と彼の大切な赤ちゃん もうそろそろ外の世界に出て来たくて
   いつも 私を困らせる

   あと、もう少しだけ、待ってくれないと。
   ママの準備もそうだけど、 あなただって大変な事になるわ

   だからね、 ママともう少しだけいつも一緒にいようね


「大澤薫さん! どうぞ、母親学級は初めてですか?」
「はい、初めてです。宜しくお願いします・」
「こちらこそ、どうぞ、宜しくお願いします・・・では、母子手帳を貸して頂けますか?」


病院の母親学級に28周が過ぎて参加する事が出来た
はじめての経験で、とてもドキドキしていた。


「あの、お母さんのお名前だけでなく、お父さんのお名前もこちらには記入しておいてくださいね、今後は父親学級なんかもありますからね」

「・・・はい」


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