if...運命の恋~エリート循環器医は彼女を手放せない~
僕はマンションの灯りをつけて 大きく息をはく
ワイシャツのボタンを外して ネクタイを緩めて外しながら着信が点灯してる留守録を聞いた
一件目です。 ピィ~~
”先輩~ッ!例のパーティですけどバックれたでしょ?
主催者から電話来ましたよ~~ッ! スマホに何度も電話するのに
留守録にもなってませんよ~!
もしかしたら・・お持ち帰りですかー? だったら
僕に感謝して下さいねッ! じゃ明日・・”
サクラをするはずだった後輩からの留守録だった
『ああ~ッそうか、時間までいなかったからな』
二件目です。 ピィ~~・・
”俊ちゃん お母さん近いうちにそっちに行くわねッ!
もちろん、お父さんには内緒よッ
同窓会だって事にしてるから宜しくねッ!”
母さん・・またこっちに来るんだ?! 今度は何の用事なんだ?
何だか悪い予感がするけど、まぁ、いいか。
いざとなったら親父を呼べば・・な
そーいえば電話しておかないと 来週は学会で出張もあったし忙しくなりそうだと渋い顔になる。僕はポケットにあったスマホを取り出してディスプレイを見た。
あっ!!そうだった彼女のナンバー
ナンバーに名前を登録してじっと番号を見つめていた時
突然にスマホの着信音が鳴り始めた
少し驚いて見た。なんだ。後輩からか・・
『はい、もしもし?』
「もしもーーし・・片瀬先輩ッ! やっと出てくれたッ」