if...運命の恋~エリート循環器医は彼女を手放せない~
ピンポーン♪ ピンポーン♪
『ん? 誰?』
ピンポーン♪ピンポーン♪ ピンポーン♪ピンポーン♪ ピンポーン♪
俊の自宅のマンションのチャイムが、凄い勢いで鳴らされる
ベットの中で、無視しようと、頭から布団を被る。
ピンポーン♪ピンポーン♪ ピンポーン♪ピンポーン♪ ピンポーン♪
ピンポーン♪ピンポーン♪ ピンポーン♪ピンポーン♪ ピンポーン♪
『ああ誰だよ!!』
僕は鳴りやまないチャイムに文句を言いながら、
ベットから起き上がると玄関に足を運んだ。
『誰?! わぁ~~!!!』
ドアを開けると顔を出す女性に驚いて、思わず声を出すと同時にドアに
力をこめ閉めようとした。
だけど、女性のパンプス先端がドアに挟まれ閉める事ができない。
「片瀬センセイ、来ちゃった! もう~開けてください!!」
ドアに手をかけ思いっきり引っ張ってくるし、大声で叫ぶ。とってもマズイ。
この女性は、今の病院の看護師で田中さんッてストーカーまがいの子だ。
病院でも、僕のいるところに田中さんが現れて困っている状態なんだけど、まさか自宅まで来るだなんて初めてだった。
ここは・・・どうすべきか? いや、迷うことはない
帰ってもらおう。