御曹司の溺愛から逃げられません
未来へつながる
いよいよ迎えたパーティー当日。
17時半開場と言われており、通常通り昼間は仕事をこなす。
立川さんと相談して私は少し早めに仕事を終わらせ、ヘアセットに向かうことになっていた。
彼女と今日来るであろう来客についての勉強も橘建設についての予習もしたが、初めてのパーティーに朝から緊張しっぱなし。
お昼も喉を通らず、軽く摘んだ程度。
「さぁ、そろそろ出かけた方がいいんじゃない? 終わった頃迎えに行くわね」
「ありがとうございます」
私は先日購入したワンピースやパンプスの入ったバッグを手に立ち上がると、室長に挨拶をして美容院へ向かった。
室長には、
「柴山さん、そんなに緊張しなくても大丈夫だからね。社長が付いてるよ」
と励まされ、肩を叩かれ送り出された。
社長と一緒なのが緊張の元なのに、と内心ではため息をついてしまった。
17時半開場と言われており、通常通り昼間は仕事をこなす。
立川さんと相談して私は少し早めに仕事を終わらせ、ヘアセットに向かうことになっていた。
彼女と今日来るであろう来客についての勉強も橘建設についての予習もしたが、初めてのパーティーに朝から緊張しっぱなし。
お昼も喉を通らず、軽く摘んだ程度。
「さぁ、そろそろ出かけた方がいいんじゃない? 終わった頃迎えに行くわね」
「ありがとうございます」
私は先日購入したワンピースやパンプスの入ったバッグを手に立ち上がると、室長に挨拶をして美容院へ向かった。
室長には、
「柴山さん、そんなに緊張しなくても大丈夫だからね。社長が付いてるよ」
と励まされ、肩を叩かれ送り出された。
社長と一緒なのが緊張の元なのに、と内心ではため息をついてしまった。