大切なもの
この日なぜか私たち2人は全然寝れなかった。
だからずっと話してた。
結構楽しかった。

「ねぇ、まゆ。」
光がこっちを見て近づいてきた。
「光!?」
「いいから静かにして。」
私はもう何が起こるか分かった。

そして私たちはキスをした。

二回目だけど私はこの時が初めてだと思いたい。
一回目のキスはすごく短い時間だった。ほんの一秒だったような気がする。
でも今日のキスは違った。
口と口が重なった、たった五秒という時間がとっても長く感じた。
このまま時間が止まってしまうかのように…。
その後、光は私を抱きしめた。
私は光の胸の中で時間が止まってしまえばいいと思った。
そしたら、ずっと光と一緒に居れるから。

光は顔を上げ、私の顔を見た。
その時光は、すっごい笑顔だった。


夜中の3時。
そろそろ眠くなったので寝ることにした。
2人でベッドで寝た。
もう逆向きじゃなくて、向かい合って寝れた。
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