大切なもの
屋上に行くとそこには太陽が居た。

「遅いよ~。早く昼飯食べようぜっ!!」


私たち4人はお昼ご飯を食べ始めた。


「ねぇ、まゆホントにやってないよね!?」


「何言ってんの?!やるわけないじゃん。まだ1ヶ月も経ってないのに。昨日の夜、全然寝れなかったからずっと話してたの。そしたら、寝坊しちゃって。急いでたから制服が乱れてったって訳。そ~だよね?!光っ!!」


「うん。そうだよ。まあ、教室入ったらあんな事言われるの分かってたし。」


「光、勇気あるじゃん!!俺見直した~。」


「ってか、なんで夜にまゆと光が一緒に居るのよ!?」


「それは、光の親が出張で居なくて、夕食を一緒に作って食べて、それで。。。」


「それで、俺が寂しいからまゆに泊まって!!ってお願いしたの。」


「そういうことか~。光いいチャンスだったのに!!何でやらなかったの?」


「バカッ!!」


3人揃って太陽に言う。

太陽はいつも変な事ばっかり言う。でもそれが意外に面白かったりする時がたまにあるから、そこが太陽の良いところでもある。きっと、沙紀は見た目は静かでクールだけど中身はとっても面白くて天然なところに惚れたのかもしれない。
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