俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する
果穂を無事に車に乗せ、夕飯を食べにと出発する。
「朝は何時に出るんですか?朝ご飯とか作りますし、お弁当も欲しかったら作りますね。」
何でこんなに可愛い生き物がいるんだと思う程、運転も忘れてぎゅっと抱きしめたくなる衝動に駆られる。

「今日は疲れただろ?明日はのんびり寝てていい。」
赤信号中に顔を見ながら言う。

果穂は無言で首を横に振って不服そうな顔で、こちらを見てくるからポンポンと頭を撫ぜて笑いかける。

「分かった…。
朝は7時半に起きて軽くジムに行って来る。
9時15分くらいに、運転手が迎えに来る事になっているからそれまで家に居る。
お昼は…そうだな。弁当頼もうかな。」

にっこり笑って果穂が頷く。
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