俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する
その後、2人は病院の時間外救急へ行き、
家に帰ったのは10時過ぎ。
お腹の空いた果穂の為に途中、サンドイッチやパンを買って渡してくれたが、翔は家に帰るまで何も口にしなかった。
「翔さん、お腹空いてないんですか?
ひと口食べますか?」
果穂が心配してサンドイッチを差し出すが、頑として食べない。
「果穂のカレーが家にあるから帰ってから食べたい。」
「カレーは明日でも大丈夫ですよ?」
お腹が空いている筈なのに、
何故そんなにこだわるのか不思議に思う。
「果穂のカレーをトラウマにしたくないから。」
そう言って笑う。
絶望感の中で口にしたカレーを、どうしても今日食べて幸せな味に払拭したいらしい。
家に帰って、食べかけのカレーが机に置いてあった。
そのまま慌てて出て行った様子が手に取るように分かって、果穂は申し訳ない気持ちに駆られる。
家に帰ったのは10時過ぎ。
お腹の空いた果穂の為に途中、サンドイッチやパンを買って渡してくれたが、翔は家に帰るまで何も口にしなかった。
「翔さん、お腹空いてないんですか?
ひと口食べますか?」
果穂が心配してサンドイッチを差し出すが、頑として食べない。
「果穂のカレーが家にあるから帰ってから食べたい。」
「カレーは明日でも大丈夫ですよ?」
お腹が空いている筈なのに、
何故そんなにこだわるのか不思議に思う。
「果穂のカレーをトラウマにしたくないから。」
そう言って笑う。
絶望感の中で口にしたカレーを、どうしても今日食べて幸せな味に払拭したいらしい。
家に帰って、食べかけのカレーが机に置いてあった。
そのまま慌てて出て行った様子が手に取るように分かって、果穂は申し訳ない気持ちに駆られる。