俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する
「美味しいです。」

「良かった。 
一瞬、卵かどっちがいいか迷ったんだ。
好き嫌いは無かった?」
彼が私の為に選んでくれたのは、テリたまのサンドイッチで、私の好みにピッタリ合っていた。

「ありがとうございます。私の好きな具です。私もきっと卵と迷うと思います。」
そう言って笑って彼を見上げる。

「ゆっくり食べて。」
彼は、私の隣に座って食べ終わるのを待っててくれる。

「あっ…。堀井さんは?お昼食べましたか?」
心配になって聞いてしまう。

「俺は、君の作ってくれたパフェを食べたから、後、オレンジジュースももらったし。」
 
それだけで足りる?

あっ、忘れてた。

「あの、これうちで採れたみかんです。
後、こっちは冷凍みかんです。お手伝いして頂いたお礼です。」
そう言って、追いかけて来た目的を果たす。
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