俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する
「そう…先週末ここで君にぶっかって、
それから東京に戻っても、何故が君の事が忘れられなくて……変だろ?」
そう言って彼は遠くを見て苦笑いする。
「変なんだ。君に会ってから…自分でも分からなくて…答えを探しに今日は会いに来た。
……だから、仕事は単に口実。」
「……。」
なんて言っていいのか分からなくてただ見つめてしまう。
「手出してくれる?…嫌じゃなかったら。」
「…手ですか?」
決して嫌では無いと思い右手を差し出す。
ぎゅっと大きな手で握られて驚きビクッとしてしまう。
「ごめん。…君に触れると、手が痺れて、…… まるで俺がスマホで君が充電器みたいな…そんな感覚がするんだ。」
そっと手を離されて、何故だか分からないけど寂しく感じる。
「きっと、お疲れなんですね…お仕事大変そうですし…。」
気の利いた事も言えなくて、そう言ってみる。