初恋はヤンキーくんと
―そしてバスの中…
あたしは、ボーっとしていた。
修学旅行…終わっちゃったな…
だから…別れなきゃ…
もう…決めたもん…
「…夕衣?
なんかあった??」
森田が言った。
「う~ん…
今悩み中なんだぁ…」
あたしが言うと、森田が
「え…
それって俺のせい?
俺の告白で悩んでんだったら
マジで気にしなくていいからな!!
あれは忘れてくれよ!?」
と言った。
「…いや、森田のせいじゃないし」
「マジで?
大翔に言えないことなんだったら、
俺相談乗るけど?」
「…ありがと…
でも、大丈夫だよ?」
「…そっか」
てか、森田に告られたんだっけ…
なんかすっかり忘れてたなぁ…