初恋はヤンキーくんと
あたしは教室に戻った。
「あ、夕衣♪おはよ~。
てか、どこ行ってたの~~??」
愛華が言った。
「…おはよ…。
愛華…あたしっ…
大翔と…別れたんだぁ…」
「―え!?」
愛華は、驚いたような顔であたしを見た。
「…なんで?」
「………やっぱりさ…
釣り合わないって思って…。
それに…
来年受験だしさ?
大翔と一緒にいたら…
落ちちゃいそうじゃん?」
大翔、ごめんね…?
本当はこんなこと…
思ってないよ?
大翔と一緒にいれるなら…
大学なんて落ちてもよかったんだ、
―本当は…