初恋はヤンキーくんと
そして、校門のところまで来たときだった…
「夕ー衣ちゃんっ♪」
急に、声をかけられた。
…この声の主は…分かる。
…あの人だ…
「…優奈ちゃん…」
「本当に別れてくれたんだぁ?」
優奈ちゃんはにっこり笑って言った。
「………うん…これで満足?」
思わず、ひどい言い方をしてしまった。
「……本当に悪いって思ってるよ?
ごめんね??
だけど…
別れてくれたからには、
大翔のこと、もらうから♪」
「…」
「じゃあねッ♪」
…なんだよ、それ…
ウザい…ムカつく…めんどくさい!!!
でも…
あたしにはもう怒る権利…
ないんだよね………。