初恋はヤンキーくんと
「トイレとか?」
俺は苦笑いでそう言う。
なぜか、嫌な予感がしたから―…
「終礼ン時まではいたんだけど…
すぐいなくなっちゃって…
美村と一緒かなって思ってたんだけど」
「一緒じゃねえよ。
俺らずっと一緒にいたもんな?」
俺が雄大に言うと、雄大は頷いた。
「…夕衣…」
「……」
なぜか、不安が大きくなっていく。
何でいないんだ?
「ちょっと探してみよっ!!」
「「OK 」」
俺らは、学校を探すことにした。