初恋はヤンキーくんと





「美村君、それでいいんだね??」



「―――――――はい…」




―大翔っ…!?



「何言ってんの、大翔…。
 同じ大学行くんだよね?
 学校辞めたら…行けないんだよ…?」




あたしは涙目になりながら、言った。





「ごめん、夕衣…。
 だけど…俺は夕衣が好きだから。
 退学は…今までずっと
 好き勝手やって来たからばちがあたったんだと思う…。」




…大翔…






「ごめん…。
 今日は、とりあえず帰るわ。
 1人になって考えたいから…。」




「――――大翔…」





―バタン…




大翔は、校長室を出て行った。




なんで…そんなこと言うの……??





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