初恋はヤンキーくんと




俺の目からは涙が溢れて来た。



まだまだ思い出は消えなかった。



『アツアツじゃないしッ///』




『…あたし、
 プリ写り悪いもん。
 大翔に変な顔見られたくないし///』



『もっ…
 もうちょっと一緒にいたい…
 っていうか……その~……』



『あたしも愛して行ける勢いだよー♪』



『…大翔…。
 あたしも好きだよ…。』




『大翔ぉ…ごめんねッ…』



『………ぅん…好き…』



『何言ってんの、大翔…。
 同じ大学行くんだよね?
 学校辞めたら…行けないんだよ…?』




…ごめんな、夕衣…




俺…夕衣のこと…好きだ。





人が死ぬ時人生の思い出が
走馬灯のようになって襲ってくるって聞いたことがあったけど本当にその通りだなって思った。




夕衣……このまま俺死ぬのかな…?



嫌だ…




―――――――夕衣…






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