君の行方 〜新学期にどきどきハラハラ?!〜
次の日の放課後。
「いよいよだね。」
「うん」
って今から歴史的ことをするわけじゃないんだから!

日浦くんの家の前にて。

「ここであっているんだよね。」
「うん。多分。住所はここであってる。」
「じゃあ私、インターホン押すね。」
「うん。お願い。」
私がインターホンを押すことになった。
私がインターホンを押した。

「はい。日浦ですが。」
「日浦くんいますか?」
「まぁ、家に入りなさい。」
「ありがとうございます。」

「日向はね、ちょっと人と接するのが苦手なんだよ。」
「そうなんですか。」
「最近は、学校にも行かずにずっと寝てるんだ。」
「そうだったんだ。」
「日向呼ぶからちょっと待ってて。」
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