一途な一匹狼に片想いしてます
「俺たちとこれから遊ばない?」
二人にこうして目の前に立ちはだかれると、少し怖い。
いや、かなり。
わたしがこういう格好をしているから、ノッてくるとでも思われたのだろうか。
あまりに強引に詰め寄ってきて、体が硬直した。
「やっ……あの……」
怖くて、体は震えるし、声も出ない。
金髪の男があたしの肩に触れてきた時、ますます体が震えた。
怖い、怖い。
でも、そんなあたしと、金髪男の間を割るように
「……邪魔」
もう一人の金髪の男が現れたのだった。