僕の特技は秘密です
金曜日、午前中の講義が終わると大学からそのまま出発をした。
橘の荷物も大学に行く前に車に乗せておいたのだ。
昼食はサービスエリアで済ませた。
車を停め、鳥居の手前まで行くと学生達が立ち話をしていた。
近づくにつれ、その学生達の中につーちゃんがいる事に気付く。
…落ち着け。絶対ににやけ顔は見られたくない。
「あ、旺介くん!」
つーちゃんがこちらに気づき軽く手を振る。
同級生なのだろうか、男女で会話が弾んでいる。
「こんにちは」
つーちゃんだけでなく皆んなに挨拶をした。
「やだ!めちゃカッコいい!つーの知り合い?」
お友達がつーちゃんの肩を叩きながら小さな声で話すが申し訳ないが丸聞こえだ。
「神社の調べ物を手伝ってくれてる一条さんと橘さん。ソレからこっちが幼馴染の藤 梨香子と平川 大吾」
「宜しくお願いします〜。」
若干上目遣いで好意丸出しの彼女とは反対に
「…どうも。」
と、ぶっきらぼうに会釈だけする彼。
長身の僕らに威圧されてしまったのか…
つーちゃんの友達なら嫌煙されたくない。
アイドルにそっくりと言われる笑顔を作り
「こちらこそ宜しく。」
と優しく返した。
橘の荷物も大学に行く前に車に乗せておいたのだ。
昼食はサービスエリアで済ませた。
車を停め、鳥居の手前まで行くと学生達が立ち話をしていた。
近づくにつれ、その学生達の中につーちゃんがいる事に気付く。
…落ち着け。絶対ににやけ顔は見られたくない。
「あ、旺介くん!」
つーちゃんがこちらに気づき軽く手を振る。
同級生なのだろうか、男女で会話が弾んでいる。
「こんにちは」
つーちゃんだけでなく皆んなに挨拶をした。
「やだ!めちゃカッコいい!つーの知り合い?」
お友達がつーちゃんの肩を叩きながら小さな声で話すが申し訳ないが丸聞こえだ。
「神社の調べ物を手伝ってくれてる一条さんと橘さん。ソレからこっちが幼馴染の藤 梨香子と平川 大吾」
「宜しくお願いします〜。」
若干上目遣いで好意丸出しの彼女とは反対に
「…どうも。」
と、ぶっきらぼうに会釈だけする彼。
長身の僕らに威圧されてしまったのか…
つーちゃんの友達なら嫌煙されたくない。
アイドルにそっくりと言われる笑顔を作り
「こちらこそ宜しく。」
と優しく返した。