僕の特技は秘密です
「ライターあったよ。」
社務所内で僕たちを見つけ、ライターを渡す。
「えっ?なにこれ?」
「龍の目玉だよ。触ってたら外れたんだ。この穴から中に何かが入っているのが見えるんだけど…。」
僕がつーちゃんに説明をしている間、社務所内で巫女さんやつーちゃんのお父さんにスマホで撮った橋の裏の龍を橘が見せていた。
「あの橋の裏にこんな龍の彫刻があったとは…。」
つーちゃんのお父さんも驚いていた。
目玉の中身が穴から取れないか何度も振ってみたが出てこない。
最年長の巫女をしている佐久間さんがカバンからソーイングセットを取りだし
「これで取れないかしら?」
とピンセットを貸してくれた。
穴からピンセットを入れ、中の紙が破けないようゆっくりと引っ張り出す。
社務所内みな息を飲むようにそれを見つめる。
慎重に…慎重に…。
取り出した紙を広げるとA5ほどの大きさで、何も書かれていなかった。
「火であぶれだよ!理科の実験でやらなかった?『炙り出し』!」
つーちゃんからライターを受け取り、燃やしてしまわないように慎重にしたから火で炙る。
すると、じわじわとこの神社内を書いているのだろう地図と達筆過ぎて読むことのできない文字が浮かび上がった。
「ここに封印されているの?」
「あぁ、きっと帝からもらった呪宝の短刀、山切丸もあるはず。」
気分はすっかりトレジャーハンターだ。
社務所内で僕たちを見つけ、ライターを渡す。
「えっ?なにこれ?」
「龍の目玉だよ。触ってたら外れたんだ。この穴から中に何かが入っているのが見えるんだけど…。」
僕がつーちゃんに説明をしている間、社務所内で巫女さんやつーちゃんのお父さんにスマホで撮った橋の裏の龍を橘が見せていた。
「あの橋の裏にこんな龍の彫刻があったとは…。」
つーちゃんのお父さんも驚いていた。
目玉の中身が穴から取れないか何度も振ってみたが出てこない。
最年長の巫女をしている佐久間さんがカバンからソーイングセットを取りだし
「これで取れないかしら?」
とピンセットを貸してくれた。
穴からピンセットを入れ、中の紙が破けないようゆっくりと引っ張り出す。
社務所内みな息を飲むようにそれを見つめる。
慎重に…慎重に…。
取り出した紙を広げるとA5ほどの大きさで、何も書かれていなかった。
「火であぶれだよ!理科の実験でやらなかった?『炙り出し』!」
つーちゃんからライターを受け取り、燃やしてしまわないように慎重にしたから火で炙る。
すると、じわじわとこの神社内を書いているのだろう地図と達筆過ぎて読むことのできない文字が浮かび上がった。
「ここに封印されているの?」
「あぁ、きっと帝からもらった呪宝の短刀、山切丸もあるはず。」
気分はすっかりトレジャーハンターだ。