僕の特技は秘密です
正解のない答え合わせ
部屋に戻るとつーちゃんのお父さんと大吾くんは僕たちが地下に行く前と同じ距離を保って立っていた。
そして、橘が戻ってきていた。
橘の顔を見ると急に安心した。
「…橘。」
「一条、大丈夫か??」
「あぁ、なんとか。」
「アレは役に立ったのか?」
「あぁ。…帝から賜った刀…山切丸は見つかった。で、そっちは?」
「俺がきた時は椿ちゃんのお父さんと彼がお見合いしてたけど…。こいつの周りに絡みついてる黒い煙は何だ?」
「それが封印されていた悪霊らしいんだ…。
多分、僕たちがここにきた時には一度外に出たみたいだからか、僕の予想だと、その時に紅葉さんの何かを巻き込んで合体しているッポい。」
「あー…。それは厄介だなぁ。紅葉さーん、清さんと天国で幸せになったんじゃないんですかー?」
橘は挑発的に大吾くんの周りにある黒いモヤに向かって話しかけてみる。
『清…さん。』
大吾くんの口から言葉が出た。
僕と橘はコレだ!と目が合う。
「そうですよ、紅葉さん!こんなところにいないで、清さんの待っている天国へ行かないと。」
『清さんは楓と幸せになってるはずよ…。私は裏切られたの。…許せない。』
そして、橘が戻ってきていた。
橘の顔を見ると急に安心した。
「…橘。」
「一条、大丈夫か??」
「あぁ、なんとか。」
「アレは役に立ったのか?」
「あぁ。…帝から賜った刀…山切丸は見つかった。で、そっちは?」
「俺がきた時は椿ちゃんのお父さんと彼がお見合いしてたけど…。こいつの周りに絡みついてる黒い煙は何だ?」
「それが封印されていた悪霊らしいんだ…。
多分、僕たちがここにきた時には一度外に出たみたいだからか、僕の予想だと、その時に紅葉さんの何かを巻き込んで合体しているッポい。」
「あー…。それは厄介だなぁ。紅葉さーん、清さんと天国で幸せになったんじゃないんですかー?」
橘は挑発的に大吾くんの周りにある黒いモヤに向かって話しかけてみる。
『清…さん。』
大吾くんの口から言葉が出た。
僕と橘はコレだ!と目が合う。
「そうですよ、紅葉さん!こんなところにいないで、清さんの待っている天国へ行かないと。」
『清さんは楓と幸せになってるはずよ…。私は裏切られたの。…許せない。』