ゲームクリエーターはゲームも恋もクリアする
若葉と坂本君の2人は、本社ビルの15階の小会議室に案内された。
「では、こちらでお願いします。」
「はい!」
「それでですね。人数なんですが、10名と申しましたが、9名で。本当にすいません。
何度も東堂には伝えたんですが…。今回もプレゼンの様子は録画して東堂には必ず見せますので。」
「いえ、佐野さんのせいでは。気になさらないでください。東堂さんがいてもいなくても精一杯やらせていただきます。」
「はい。では、予定通り10:00からということで。よろしくお願いします。」
「はい!」
と言うと、佐野さんは、小会議室を出て行った。
「さあ、準備するよ!」
と、若葉が言うと、
「はーい。」
と、坂本君が返事をした。
なに、その間の抜けた返事!と思ったが、東堂さんが来ないとなると、気合いが削がれるのも頷ける。
若葉は坂本君に紙袋をごと渡すと、
「これ、よろしく。」
と言った。坂本君は、紙袋から資料を取り出し、1部ずつ机に並べていった。
ふと見ると資料が10人分置かれていた。
「あれ?坂本君、9部でいいのよ。」
「いや、なんかバランスが悪くて。つい置いてしまいました。」
と、笑う。
「まぁ、10脚あるし、いいか。」
と、言ってから、若葉は自分のPCとモニターを繋ぐ。
動作確認を済ませると、既に時計は9:45になっていた。
「そろそろ、集まり始める時間ね。坂本君待機しましょう。」
「はい!」
「では、こちらでお願いします。」
「はい!」
「それでですね。人数なんですが、10名と申しましたが、9名で。本当にすいません。
何度も東堂には伝えたんですが…。今回もプレゼンの様子は録画して東堂には必ず見せますので。」
「いえ、佐野さんのせいでは。気になさらないでください。東堂さんがいてもいなくても精一杯やらせていただきます。」
「はい。では、予定通り10:00からということで。よろしくお願いします。」
「はい!」
と言うと、佐野さんは、小会議室を出て行った。
「さあ、準備するよ!」
と、若葉が言うと、
「はーい。」
と、坂本君が返事をした。
なに、その間の抜けた返事!と思ったが、東堂さんが来ないとなると、気合いが削がれるのも頷ける。
若葉は坂本君に紙袋をごと渡すと、
「これ、よろしく。」
と言った。坂本君は、紙袋から資料を取り出し、1部ずつ机に並べていった。
ふと見ると資料が10人分置かれていた。
「あれ?坂本君、9部でいいのよ。」
「いや、なんかバランスが悪くて。つい置いてしまいました。」
と、笑う。
「まぁ、10脚あるし、いいか。」
と、言ってから、若葉は自分のPCとモニターを繋ぐ。
動作確認を済ませると、既に時計は9:45になっていた。
「そろそろ、集まり始める時間ね。坂本君待機しましょう。」
「はい!」