ゲームクリエーターはゲームも恋もクリアする
若葉は突然のことに体が固まった。
え?私今東堂さんに抱きしめられてる??
若葉は顔が火照り、東堂さんの逞しい腕と背中に感じる胸板の熱を意識すると、どんどん恥ずかしくなり耳まで赤くなる。
東堂はゆっくりと腕の力を緩めると、若葉の肩に手を置き、ドアの前に立ちふさがるように若葉の正面に立ち直した。
「違うんだ。誘惑されたとか思ってないよ。ちゃんと君とつき合いたいと思ってる。
その承諾を貰う前にそういういうことをするのは君に対してよくないと思っただけなんだ。」
「わ、私、東堂さんに嫌われてないんですか?」
「どうしたらそうなるの?」
と、東堂は驚いた表情で言ってから今度は緊張した面持ちで、
「最初から僕は河合若葉さんが大好きです。どうか僕と付き合ってください。」
若葉は、東堂の言葉に驚き、持っていたバッグがずるりと若葉の手から滑り落ちた。
「おっと!」
と言って、東堂はそのバッグが床に落ちる寸前のところでキャッチした。そして、バッグをソファの上に置きに行った。
東堂はバッグの中にチラリと見えるノートパソコンを見て、
「また僕に修理させる気?」
と、少し笑いながら言った。
「え?あっ、ごめんなさい!!」
と、若葉が慌てて謝ると、再び東堂は若葉の前に戻り、
「君の為なら何回でも修理するよ。で、僕と付き合ってくれますか?」
と、今度は優しく言った。
「…はい。よろしくお願い致します。」
と、若葉は照れながらも頷き、何とか返事をした。
東堂はその言葉を聞いて嬉しそうに少し微笑んでから、
「さっきのはまだ有効かな?」
と、若葉に言った。
「さっきの?」
と、若葉が何のことだか分からず聞き返すと、東堂はグイッと若葉を軽々と横抱きに抱き上げた。
「きゃっ!」
「しっかり捕まってて。」
東堂の言葉に若葉は恥ずかしさをこらえながら東堂の首に腕を回した。東堂はにっこり微笑んでから、
若葉を抱き上げたままスタスタとベッドに連れて行くと、優しくベッドに座らせた。
「えっ?あの、東堂さん??」
若葉はいきなりベッドに連れて行かれたことに驚き、咄嗟にそういうのが精一杯だった。
そして、東堂はゆっくりと若葉に鼻と鼻がぶつかる寸前まで顔を近づけると、ぴたりと止まり、
「思い出した?」
と若葉の至近距離で聞いた。若葉は真っ赤になりながら、
「…はい、思い出しました。…まだ有効です。」
と、言って、若葉はそっと目を閉じた。
東堂の唇が優しく若葉の唇に触れ、そのまま二人はベッドに倒れ込んだ。
え?私今東堂さんに抱きしめられてる??
若葉は顔が火照り、東堂さんの逞しい腕と背中に感じる胸板の熱を意識すると、どんどん恥ずかしくなり耳まで赤くなる。
東堂はゆっくりと腕の力を緩めると、若葉の肩に手を置き、ドアの前に立ちふさがるように若葉の正面に立ち直した。
「違うんだ。誘惑されたとか思ってないよ。ちゃんと君とつき合いたいと思ってる。
その承諾を貰う前にそういういうことをするのは君に対してよくないと思っただけなんだ。」
「わ、私、東堂さんに嫌われてないんですか?」
「どうしたらそうなるの?」
と、東堂は驚いた表情で言ってから今度は緊張した面持ちで、
「最初から僕は河合若葉さんが大好きです。どうか僕と付き合ってください。」
若葉は、東堂の言葉に驚き、持っていたバッグがずるりと若葉の手から滑り落ちた。
「おっと!」
と言って、東堂はそのバッグが床に落ちる寸前のところでキャッチした。そして、バッグをソファの上に置きに行った。
東堂はバッグの中にチラリと見えるノートパソコンを見て、
「また僕に修理させる気?」
と、少し笑いながら言った。
「え?あっ、ごめんなさい!!」
と、若葉が慌てて謝ると、再び東堂は若葉の前に戻り、
「君の為なら何回でも修理するよ。で、僕と付き合ってくれますか?」
と、今度は優しく言った。
「…はい。よろしくお願い致します。」
と、若葉は照れながらも頷き、何とか返事をした。
東堂はその言葉を聞いて嬉しそうに少し微笑んでから、
「さっきのはまだ有効かな?」
と、若葉に言った。
「さっきの?」
と、若葉が何のことだか分からず聞き返すと、東堂はグイッと若葉を軽々と横抱きに抱き上げた。
「きゃっ!」
「しっかり捕まってて。」
東堂の言葉に若葉は恥ずかしさをこらえながら東堂の首に腕を回した。東堂はにっこり微笑んでから、
若葉を抱き上げたままスタスタとベッドに連れて行くと、優しくベッドに座らせた。
「えっ?あの、東堂さん??」
若葉はいきなりベッドに連れて行かれたことに驚き、咄嗟にそういうのが精一杯だった。
そして、東堂はゆっくりと若葉に鼻と鼻がぶつかる寸前まで顔を近づけると、ぴたりと止まり、
「思い出した?」
と若葉の至近距離で聞いた。若葉は真っ赤になりながら、
「…はい、思い出しました。…まだ有効です。」
と、言って、若葉はそっと目を閉じた。
東堂の唇が優しく若葉の唇に触れ、そのまま二人はベッドに倒れ込んだ。