ゲームクリエーターはゲームも恋もクリアする
「急で悪いんだけど、今日、13時にあなたの会社の近くにいるから、時間取れないかしら?
先生のことで大事な話があって。」

若葉は断りたかったが、多分、断れば断るほど長引くだけだと思い、

「分かりました。ではうちの会社の向かいのカフェで13時に。」

と言って、約束をしてから電話を切った。
すると、すぐさま、坂本君が、

「僕も同席しましょうか?」

と、言ってきた。

「ありがとう。でも仕事の話じゃないと思うから。」

と、若葉は苦笑いしながら、坂本君の申し出を断った。
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