ゲームクリエーターはゲームも恋もクリアする
中華レストランの個室には、大きな円卓があり、真ん中に大きなターンテーブルがあり、
10人は余裕で会食出来る広さだった。
「こちらでお待ちください。」
と、木下に言われ、椅子に座った。
しばらくすると、店員が、ジャスミンティーを持ってきた。
「どうぞ。」
と、若葉の目の前に置かれたが、若葉は口をつけなかった。
お茶が運ばれて来てからさらに10分ほど待たされたところで、有野社長が
現れた。
オールバックの白髪交じりの髪で、体格が良く、大手ホテルグループの
社長だけあって、同じ年のうちの両親よりも若く見え、自信に満ちていた。
しかし、2年前に姉の結婚式で会ったと言われても、若葉には全く見覚えはなかった。
「大変お待たせいたしました。有野と申します。本日はよろしくお願いいたします。」
と、有野社長が言った。
若葉は椅子から立ち上がり、同じように、挨拶した。
「河合若葉です。よろしくお願いいたします。」
「どうぞお掛けください。お食事はいかがですか?ここの中華は美味しいですよ。」
と笑顔で言うと、若葉の返事を待たずに店員を呼び、
「君、適当に持ってきて。」
と言った。
「いや~、若葉さん、着物がよく似あってますね!本当にお美しい!」
「はあ。ありがとうございます。」
若葉は、とりあえず返事をした。
「私の部屋からだと、山の美しい景色と君の旅館もよく見えるんですよ。今度は、
ぜひ部屋にもいらしてください。」
ん?すでに次がある設定?になってる?
若葉は驚いた。お見合い開始数分で、次の話なんて・・・。
若葉は本当のところを知りたかった。なぜうちの旅館なのか。お見合いの狙いはなんなのか。
「あ、あの、有野社長・・・。」
有野はクスリと笑いながら、
「君の社長じゃないから、社長はやめてもらえるかな。」
「は、はい。では、有野さん。」
10人は余裕で会食出来る広さだった。
「こちらでお待ちください。」
と、木下に言われ、椅子に座った。
しばらくすると、店員が、ジャスミンティーを持ってきた。
「どうぞ。」
と、若葉の目の前に置かれたが、若葉は口をつけなかった。
お茶が運ばれて来てからさらに10分ほど待たされたところで、有野社長が
現れた。
オールバックの白髪交じりの髪で、体格が良く、大手ホテルグループの
社長だけあって、同じ年のうちの両親よりも若く見え、自信に満ちていた。
しかし、2年前に姉の結婚式で会ったと言われても、若葉には全く見覚えはなかった。
「大変お待たせいたしました。有野と申します。本日はよろしくお願いいたします。」
と、有野社長が言った。
若葉は椅子から立ち上がり、同じように、挨拶した。
「河合若葉です。よろしくお願いいたします。」
「どうぞお掛けください。お食事はいかがですか?ここの中華は美味しいですよ。」
と笑顔で言うと、若葉の返事を待たずに店員を呼び、
「君、適当に持ってきて。」
と言った。
「いや~、若葉さん、着物がよく似あってますね!本当にお美しい!」
「はあ。ありがとうございます。」
若葉は、とりあえず返事をした。
「私の部屋からだと、山の美しい景色と君の旅館もよく見えるんですよ。今度は、
ぜひ部屋にもいらしてください。」
ん?すでに次がある設定?になってる?
若葉は驚いた。お見合い開始数分で、次の話なんて・・・。
若葉は本当のところを知りたかった。なぜうちの旅館なのか。お見合いの狙いはなんなのか。
「あ、あの、有野社長・・・。」
有野はクスリと笑いながら、
「君の社長じゃないから、社長はやめてもらえるかな。」
「は、はい。では、有野さん。」