愛しい君へ
夜勤明けなのに先輩医師達の雑用をさせられてから職員通用口を出ると、少し先に駅に向かう薫が歩いていた。
俺は走って薫の肩を叩いた。
「松本さん!」
「あ、上野くん。お疲れ様!」
「駅まで一緒に行こう。」
「今日は日勤だったの?」
「イヤ、夜勤明け…」
「え!夜勤明け? もう夕方だよ」
「研修医なんてこんなもんなんだよ。」
「そう。大変なんだね。」
「松本さん。駅前でお茶しない?俺、今日全然休憩もしなかったからゆっくりコーヒーが飲みたいんだよね」
「うん。」
俺は走って薫の肩を叩いた。
「松本さん!」
「あ、上野くん。お疲れ様!」
「駅まで一緒に行こう。」
「今日は日勤だったの?」
「イヤ、夜勤明け…」
「え!夜勤明け? もう夕方だよ」
「研修医なんてこんなもんなんだよ。」
「そう。大変なんだね。」
「松本さん。駅前でお茶しない?俺、今日全然休憩もしなかったからゆっくりコーヒーが飲みたいんだよね」
「うん。」