先輩、お久しぶりです

真っ赤になる顔を隠すことができなくて、先輩の肩をポコッと叩いて訴えた。


「ぷ、はは……

あはははっ!なんっ……わははははっ!
ククッ!お、お前可愛いかっ!あははははっ!」


先輩は私を膝抱っこしたまま、大爆笑した。
そ、そんなに笑う?


私は顔を赤く染めながら膝から下りると、爆笑する先輩の頬を両手で挟み、おでこをカチンとぶつけてやった。


「せ、先輩がいつまでもイチャイチャするからお腹空いたんですっ。もう終わりっ!

ーーっきゃあ!!」


大爆笑したままソファに横倒しにされ、またぎゅーっと抱きつかれた。


「せ、せんぱい!!もう、いい加減にーー」

「ほんとお前可愛いすぎだろっ!もうどうにかしてやりたい!好き過ぎてヤベーー!!」


全身を抱きしめられ、胸に顔を埋めて悶えている。
ほ、ほんともうなんなのっ!


「ちょっ、もーーぉぉ!」


私の好きを上回る熱量でかなり愛されてるのが分かるから、これはこれですごく嬉しい……


けど、まずはご飯食べさせて〜〜〜っ!!








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