恋の♡魔法のチョコレート
「柳澤さん?」
「わっ、小鳩!」
「…そうですけど」
「だよね!ごめんっ、何!?」
「ロールケーキ好きですか?取り分けたら1個余っちゃったので、もう一つ召し上がりますか?」
「え、いいの!?欲しい!」
つい食いしん坊発動しちゃって、自分のお皿を差し出す私にくすっと笑う小鳩。
小鳩だって変わったって思う。
でも変わったんじゃなくて、小鳩は元々そーゆう人で私が知らなかっただけかもしれない。
私より全然森中部長のが小鳩のこと…
「あー、メリーずるい~!」
「え、ずるくないよ!小鳩がくれたんだもん!」
「俺も欲しい!半分ちょーだいよ!」
「半分は多いよ!」
「…ロールケーキごときで言い合うのやめてもらえませんか」
「…いいよ、じゃあ半分あげる!」
しょーがないなぁと口を尖らせながら、フォークで半分に切ったロールケーキをそらぴょんのお皿に乗せてあげた。
やったねっとペロッと舌を出して喜んだそらぴょんは、そのまま大きな一口で半分のロールケーキを食べた。
「ひとくち大きっ」
「うまっ♡」
いろんな意味で嬉しそう。
やっとハッピーでやっぴーなそらぴょんが帰ってきた。
それは私としても好きなそらぴょんだから、まぁロールケーキ半分も認めよう。
そんなにこやかにケーキを頬張るそらぴょんを見て、森中部長もほんわかと笑顔を見せた。
「笹原くんと柳澤ちゃんって仲良いよね?実は付き合ってたりするの?」
ゲホッゴホッ
え、そんなほわっと聞く!?
てゆーかそんな風に見えました!?
思わずむせちゃった、私もそらぴょんも。
「つ、付き合ってないです!!!」
今までで1番大きな声だった。
そらぴょんが森中部長の前で発した言葉の中で。
それほど即座に訂正したかったんだと思う。
「全然、メリーとは!あ、仲はいいですけど!でもそんな感じじゃなくて、全然!付き合ってないです!!」
ちょっと文法わかんないけど、必死に否定してることだけは伝わったよそらぴょん。
「えー、そんな言い方するの怪しい~!うちの部は特に恋愛禁止とかないよ?付き合っててもいいんだよ」
ふふふっと笑って、お茶を飲んだ。
森中部長からしたらそらぴょんの必死さが変な方向に感じちゃったのかな、私に気遣ってるとか。
でも実際は森中部長に気使った発言なのに。
「付き合いませんよ、メリーとは!」
うん、そうだけどちょっと引っかかるなその言い方は!
「ちっとも付き合いと思ってません!」
私も思ってないけど、でもそれ隣で言われてる私の身にもなって!
「そんなこと全然…っ」
「あ、そうなの?ごめん、私余計なこと言っちゃってっ」
止まらないそらぴょんに森中部長も困ってる。
あ、どうしよう…
なんかおかしな空気になってるかもっ。
「落ち着いてそらぴょ…っ」
きゅっとそらぴょんが両手グーにしてシャツの裾を掴んだ。
「俺が付き合いたいのは森中先輩ですから!!!」
「「「………。」」」
一瞬の沈黙。
声にも出なかった。
ひたすら心の中で叫んでた。
えーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!
「わっ、小鳩!」
「…そうですけど」
「だよね!ごめんっ、何!?」
「ロールケーキ好きですか?取り分けたら1個余っちゃったので、もう一つ召し上がりますか?」
「え、いいの!?欲しい!」
つい食いしん坊発動しちゃって、自分のお皿を差し出す私にくすっと笑う小鳩。
小鳩だって変わったって思う。
でも変わったんじゃなくて、小鳩は元々そーゆう人で私が知らなかっただけかもしれない。
私より全然森中部長のが小鳩のこと…
「あー、メリーずるい~!」
「え、ずるくないよ!小鳩がくれたんだもん!」
「俺も欲しい!半分ちょーだいよ!」
「半分は多いよ!」
「…ロールケーキごときで言い合うのやめてもらえませんか」
「…いいよ、じゃあ半分あげる!」
しょーがないなぁと口を尖らせながら、フォークで半分に切ったロールケーキをそらぴょんのお皿に乗せてあげた。
やったねっとペロッと舌を出して喜んだそらぴょんは、そのまま大きな一口で半分のロールケーキを食べた。
「ひとくち大きっ」
「うまっ♡」
いろんな意味で嬉しそう。
やっとハッピーでやっぴーなそらぴょんが帰ってきた。
それは私としても好きなそらぴょんだから、まぁロールケーキ半分も認めよう。
そんなにこやかにケーキを頬張るそらぴょんを見て、森中部長もほんわかと笑顔を見せた。
「笹原くんと柳澤ちゃんって仲良いよね?実は付き合ってたりするの?」
ゲホッゴホッ
え、そんなほわっと聞く!?
てゆーかそんな風に見えました!?
思わずむせちゃった、私もそらぴょんも。
「つ、付き合ってないです!!!」
今までで1番大きな声だった。
そらぴょんが森中部長の前で発した言葉の中で。
それほど即座に訂正したかったんだと思う。
「全然、メリーとは!あ、仲はいいですけど!でもそんな感じじゃなくて、全然!付き合ってないです!!」
ちょっと文法わかんないけど、必死に否定してることだけは伝わったよそらぴょん。
「えー、そんな言い方するの怪しい~!うちの部は特に恋愛禁止とかないよ?付き合っててもいいんだよ」
ふふふっと笑って、お茶を飲んだ。
森中部長からしたらそらぴょんの必死さが変な方向に感じちゃったのかな、私に気遣ってるとか。
でも実際は森中部長に気使った発言なのに。
「付き合いませんよ、メリーとは!」
うん、そうだけどちょっと引っかかるなその言い方は!
「ちっとも付き合いと思ってません!」
私も思ってないけど、でもそれ隣で言われてる私の身にもなって!
「そんなこと全然…っ」
「あ、そうなの?ごめん、私余計なこと言っちゃってっ」
止まらないそらぴょんに森中部長も困ってる。
あ、どうしよう…
なんかおかしな空気になってるかもっ。
「落ち着いてそらぴょ…っ」
きゅっとそらぴょんが両手グーにしてシャツの裾を掴んだ。
「俺が付き合いたいのは森中先輩ですから!!!」
「「「………。」」」
一瞬の沈黙。
声にも出なかった。
ひたすら心の中で叫んでた。
えーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!