恋の♡魔法のチョコレート
「白沼先生!絶対話通してくださいね!」

「…無謀な注文だってことは覚えといてくださいね」

森中部長の念押しに困り顔で答える白沼先生。

森中部長の話にずっとそうだったけど、ここへ来た時から眉毛をハの字にしていたけど、さっきは…

“それだけって…どうゆう意味です?”

不思議そうな顔をしていた。

なんでそんなこと聞くんだって顔してた。

じゃあ知らないんだ。

魔法のチョコレートの本当の想いを。

職員室でも小鳩のチョコレートは噂されてるって言ってた。

でも誰も食べたことはないって。

いやいやいや、そうだと決まったわけじゃないけど!

そりゃ白沼先生と普段どんな話してるかはわからないし、聞かれてないから答えなかったとかかもしれないし、それはわからないけど…っ


でも…!


琴ちゃん先生は知ってた。


魔法のチョコレートのジンクスだって、なんだって。

“おいしいものね、小鳩くんの作るチョコレートは”

それはどうしてかな。

琴ちゃん先生は小鳩が作ったチョコレートのことを知っていた。

小鳩は琴ちゃん先生にチョコレートを渡そうと思っていた。

なんだかすっごく引っかかる。


2人はどうゆう関係なの?


「じゃあ次は冬休みが終わったら!柳澤ちゃん笹原くんがんばろうね!」

「小夜先輩、冬休みが終わったら何があるんですか?」

「チョコ研の最大イベントだよ!2月14日のバレンタイン!」
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