恋の♡魔法のチョコレート
Magic3.柳澤詩乃のチョコレート
いつもみたいに放課後、帰る小鳩を捕まえようと思ってた下駄箱で。
ホームルームが終わると同時、作って来たチョコレートの入った箱の入れた紙袋をを両手で平行に持ちなるべく傾けないようにしつつも早足で階段を駆け下りて向かった。
スニーカーが置いてあった小鳩の下駄箱。
うん、まだ小鳩は帰ってない。
待ってれば会える…!
ドッ、ドッ、ドッ…
大きくなる心臓の音。
どうしよ、緊張して来た…
落ち着いて、深呼吸して。
もう告うって決めたんだから、今度は絶対伝えるってこのチョコレートに誓ったんだから…!
もう一度大きく息を吸ってゆっくり吐いた。
きっと大丈夫。
「……。」
と心に決めてから5分、10分、15分…
私の前を通って帰っていく人を何人見たか、あきらかに待ち伏せしてるみたいで恥ずかしいんだけど肝心な小鳩は全く来る気配がなかった。
え、小鳩何してるの?
もう帰っちゃった?
ううん、でも靴はあるんだからそんなわけないし。
どこにいるのかな…?
「………。」
それから待ってても全然来なくて、どんどん体が冷えていく。
玄関に近い下駄箱は隙間風がひどくて。
「…探しに、行こうかな」
なんとなく、なんとなーく、思ってた。
これだけ来ないってことはたぶん、他に…
そう思うと少し怖くて、だけどもう私も限界なの。
下駄箱から離れて保健室まで向かった。
ホームルームが終わると同時、作って来たチョコレートの入った箱の入れた紙袋をを両手で平行に持ちなるべく傾けないようにしつつも早足で階段を駆け下りて向かった。
スニーカーが置いてあった小鳩の下駄箱。
うん、まだ小鳩は帰ってない。
待ってれば会える…!
ドッ、ドッ、ドッ…
大きくなる心臓の音。
どうしよ、緊張して来た…
落ち着いて、深呼吸して。
もう告うって決めたんだから、今度は絶対伝えるってこのチョコレートに誓ったんだから…!
もう一度大きく息を吸ってゆっくり吐いた。
きっと大丈夫。
「……。」
と心に決めてから5分、10分、15分…
私の前を通って帰っていく人を何人見たか、あきらかに待ち伏せしてるみたいで恥ずかしいんだけど肝心な小鳩は全く来る気配がなかった。
え、小鳩何してるの?
もう帰っちゃった?
ううん、でも靴はあるんだからそんなわけないし。
どこにいるのかな…?
「………。」
それから待ってても全然来なくて、どんどん体が冷えていく。
玄関に近い下駄箱は隙間風がひどくて。
「…探しに、行こうかな」
なんとなく、なんとなーく、思ってた。
これだけ来ないってことはたぶん、他に…
そう思うと少し怖くて、だけどもう私も限界なの。
下駄箱から離れて保健室まで向かった。