恋の♡魔法のチョコレート
「ゆいぴーいつもここで食べてるの?」
「まぁ…」
「小鳩は保健室常習犯だから!」
「ただの頭痛持ちですけどっ」
神経質そうな小鳩は頭痛持ちって聞いてなんだかしっくり来てた。それが理由で自由に保健室に出入りしてるらしいし、ここでお弁当食べてるのもマストっぽかった。
「みんなは仲良いの?」
色鮮やかなお弁当を取り出した琴ちゃん先生が小さく手を合わせた。
「なっかいいでーーーーす!!!」
いつもの目元ダブルピースと共に大きな声が保健室に響く、にぱっと笑うそらぴょんを見て琴ちゃん先生がくすくす笑ってた。
笑われてるんじゃないのそれ。
あと小鳩めっちゃ無視してる。
ひったすらにお弁当食べてる。
お弁当しか見てない。
さらに笑って見せたそらぴょんが2つ目のパンの袋を開けた。
「えっ、そらぴょんミルクフランス!?」
勢いよく開けた袋にがぶっとかぶりついたそらぴょんを見て飛びつくように声が出てしまった。
「そーだよ」
「さっきもそれ食べてなかった!?」
「さっきのは塩ミルクフランスだから!ちょっと違うの!」
「どっちもミルクフランス!」
お昼のお弁当の時間に、同じもの2つって…、そらぴょん甘いの好き過ぎる。だってそれはもう同じ機種じゃん。
「さっきのは笹原くんにとって塩気としてカウントされてるんだね」
「咲希、ミルクフランスはいくら塩ミルクフランスでもがっつり菓子パンだよ…」
味だってほとんど変わらない気がするけど、そらぴょんはモグモグと頬張っていた。
「こーゆう時はだいたい1つは甘いものでもう1つはカレーパンとかウインナーパンとかお総菜パンを選ぶのが相場じゃん」
「メリーそれはステレオタイプ~!」
キャッキャと笑うそらぴょんがチラッと隣に座る小鳩を見た。
もくもくとお弁当を食べ、私たちの会話なんて聞いちゃいない小鳩にそらぴょんは前のめりで顔を覗き込んだ。
「ゆいぴーは?ゆいぴーもステレオタイプ?」
その質問は意味わかんないけど。
普通人に聞く内容じゃない。
「ちなみにステレオタイプの意味はっ」
「食事に甘いものを取るということが考えられません」
ピシッと被せ気味に軽蔑の視線と一緒に飛んできた。
やば、一気に冷たい空気が流れた。
なんか話変えた方がいいかな!?
昨日見たテレビの話とか!
あ、昨日テレビ見てない!
「まぁ…」
「小鳩は保健室常習犯だから!」
「ただの頭痛持ちですけどっ」
神経質そうな小鳩は頭痛持ちって聞いてなんだかしっくり来てた。それが理由で自由に保健室に出入りしてるらしいし、ここでお弁当食べてるのもマストっぽかった。
「みんなは仲良いの?」
色鮮やかなお弁当を取り出した琴ちゃん先生が小さく手を合わせた。
「なっかいいでーーーーす!!!」
いつもの目元ダブルピースと共に大きな声が保健室に響く、にぱっと笑うそらぴょんを見て琴ちゃん先生がくすくす笑ってた。
笑われてるんじゃないのそれ。
あと小鳩めっちゃ無視してる。
ひったすらにお弁当食べてる。
お弁当しか見てない。
さらに笑って見せたそらぴょんが2つ目のパンの袋を開けた。
「えっ、そらぴょんミルクフランス!?」
勢いよく開けた袋にがぶっとかぶりついたそらぴょんを見て飛びつくように声が出てしまった。
「そーだよ」
「さっきもそれ食べてなかった!?」
「さっきのは塩ミルクフランスだから!ちょっと違うの!」
「どっちもミルクフランス!」
お昼のお弁当の時間に、同じもの2つって…、そらぴょん甘いの好き過ぎる。だってそれはもう同じ機種じゃん。
「さっきのは笹原くんにとって塩気としてカウントされてるんだね」
「咲希、ミルクフランスはいくら塩ミルクフランスでもがっつり菓子パンだよ…」
味だってほとんど変わらない気がするけど、そらぴょんはモグモグと頬張っていた。
「こーゆう時はだいたい1つは甘いものでもう1つはカレーパンとかウインナーパンとかお総菜パンを選ぶのが相場じゃん」
「メリーそれはステレオタイプ~!」
キャッキャと笑うそらぴょんがチラッと隣に座る小鳩を見た。
もくもくとお弁当を食べ、私たちの会話なんて聞いちゃいない小鳩にそらぴょんは前のめりで顔を覗き込んだ。
「ゆいぴーは?ゆいぴーもステレオタイプ?」
その質問は意味わかんないけど。
普通人に聞く内容じゃない。
「ちなみにステレオタイプの意味はっ」
「食事に甘いものを取るということが考えられません」
ピシッと被せ気味に軽蔑の視線と一緒に飛んできた。
やば、一気に冷たい空気が流れた。
なんか話変えた方がいいかな!?
昨日見たテレビの話とか!
あ、昨日テレビ見てない!