恋の♡魔法のチョコレート
「柳澤ちゃん、小鳩くんは?」
「あ、私が来た時にはもういなくてっ」
「そっか、どこ行ったんだろ」
森中部長がキレイに並べられたチョコレートをまじまじと見てる。やっぱみんな見たくなっちゃうんだ。
「すみません、遅くなりました」
「あ、お疲れ小鳩くん!チョコレートすごいね!」
ちょっとだけ遅れて小鳩がやって来た。
スタスタと入って来て隣に並んだから、つい小鳩の顔を見上げてしまった。
「…何ですか?」
「え、いや…っ。どこ行ってたのかなって」
「……。」
「別に深い意味なんかないよ!コミュニケーションだよ!」
「保健室です」
「あ、…大丈夫?」
何気なく言ったつもりだったけど、あんまり聞いてほしくないことだったかもしれないけど、答えてくれたことにちょっとだけ驚いて少しだけ嬉しくなった。
私のこと、認めてくれてるんだって。
「チョコレートさっそくありがとうね」
「いえ、時間があったので」
ここに並べてあるチョコレートは森中部長に頼まれて作ったものらしく、小鳩が家で用意してきたものらしい。
家でも作っちゃうってどんだけチョコレート好きなんだ。
「じゃあ話し合いを始めようかな!」
小鳩が作って来たチョコレートを囲むようにみんなで向き合って座った。
私の隣にはそらぴょん、前には小鳩、調理実習台を囲むって授業が始まるみたい。
「文化祭の模擬店はチョコ研らしく、チョコレートを出したいなと思ってる」
森中部長のリードで話が進む。それにみんなでうんうんと頷いた。
「だけど、数多く作るのは難しいかなって…小鳩くんに相談してたんだよね」
そっか、なるほど。
この目の前にあるのはその試作品ってことね。
でも森中部長もチョコレートを出したいって考えてることは非常に良き!私としても大賛成!
「アルミカップで作ったら可愛いデザインもありますし、見た目はいろいろ変えられます。シリコンから抜く必要もないですし、数も作りやすくはなると思います」
チョコレートにしか興味のない男・小鳩結都さすがペラペラと饒舌に話してる。
「ただ、同じデザインにはなるのでバリエーションとしては劣るかもしれません」
………。
今小鳩はお店にチョコレートが並んだとこを想像した。
言ってしまえばただの文化祭、そこまで先見据えてるのは小鳩ぐらい。
「そっかー…、手抜きっぽく見られるのは嫌だよね」
むしろアルミカップのチョコレートのが適度に可愛らしくて文化祭ぽいんじゃない?
「あ、私が来た時にはもういなくてっ」
「そっか、どこ行ったんだろ」
森中部長がキレイに並べられたチョコレートをまじまじと見てる。やっぱみんな見たくなっちゃうんだ。
「すみません、遅くなりました」
「あ、お疲れ小鳩くん!チョコレートすごいね!」
ちょっとだけ遅れて小鳩がやって来た。
スタスタと入って来て隣に並んだから、つい小鳩の顔を見上げてしまった。
「…何ですか?」
「え、いや…っ。どこ行ってたのかなって」
「……。」
「別に深い意味なんかないよ!コミュニケーションだよ!」
「保健室です」
「あ、…大丈夫?」
何気なく言ったつもりだったけど、あんまり聞いてほしくないことだったかもしれないけど、答えてくれたことにちょっとだけ驚いて少しだけ嬉しくなった。
私のこと、認めてくれてるんだって。
「チョコレートさっそくありがとうね」
「いえ、時間があったので」
ここに並べてあるチョコレートは森中部長に頼まれて作ったものらしく、小鳩が家で用意してきたものらしい。
家でも作っちゃうってどんだけチョコレート好きなんだ。
「じゃあ話し合いを始めようかな!」
小鳩が作って来たチョコレートを囲むようにみんなで向き合って座った。
私の隣にはそらぴょん、前には小鳩、調理実習台を囲むって授業が始まるみたい。
「文化祭の模擬店はチョコ研らしく、チョコレートを出したいなと思ってる」
森中部長のリードで話が進む。それにみんなでうんうんと頷いた。
「だけど、数多く作るのは難しいかなって…小鳩くんに相談してたんだよね」
そっか、なるほど。
この目の前にあるのはその試作品ってことね。
でも森中部長もチョコレートを出したいって考えてることは非常に良き!私としても大賛成!
「アルミカップで作ったら可愛いデザインもありますし、見た目はいろいろ変えられます。シリコンから抜く必要もないですし、数も作りやすくはなると思います」
チョコレートにしか興味のない男・小鳩結都さすがペラペラと饒舌に話してる。
「ただ、同じデザインにはなるのでバリエーションとしては劣るかもしれません」
………。
今小鳩はお店にチョコレートが並んだとこを想像した。
言ってしまえばただの文化祭、そこまで先見据えてるのは小鳩ぐらい。
「そっかー…、手抜きっぽく見られるのは嫌だよね」
むしろアルミカップのチョコレートのが適度に可愛らしくて文化祭ぽいんじゃない?