恋の♡魔法のチョコレート
森中部長の言った魔法のチョコレートの意味が聞きたかった。
でも咄嗟のことに何も言えなくて、ただドキッとして終わってしまった。
森中部長の言ったことが気になって。
小鳩にも聞きたいことがいっぱいあって。
キレイに並べられたアルミカップのチョコレートを小鳩がひとつ手に取った。
「ねぇ、小鳩」
「何ですか?」
「小鳩は…いいの?」
「何がですか?」
手のひらに乗せて横から見たり上から見たり、いろんな角度からチョコレートを見てる。
「あ、持ち帰り希望ですか?」
「そうじゃないよっ、みんなで食べるの楽しいし!小鳩が作ったチョコレートが食べられるならそれはそれで嬉しいし!」
森中部長が小鳩が作って来たチョコレートをみんなで食べようって、そらぴょんと一緒に自販機に飲み物を買いに行ってくれた。
「そうですか」
「………。」
ゆっくりとアルミを剥がしていく、その手つきさえも繊細で丁寧だ。
「森中部長、魔法のチョコレートのこと知ってるんだね」
「…そんなものないですけど、噂じゃないですか」
噂を知ってる人は多いと思う。
恋する女の子たちが欲しがってるチョコレートだから。
でも森中部長の言い方は違ったように思えた。
私が思う魔法のチョコレートとは別の、だってあれは…
「利用されてるみたいじゃない?」
小鳩が作ったチョコレートを売り付けて資金を得てるのも気にはなった。
でもあれはまだ、需要と供給?っていうかWin-Winかなーとも思って。
だけど小鳩の気持ちはどうなんだろう?
一生懸命作ったチョコレートをあんな風に使われて、嫌じゃないのかな…?
でも咄嗟のことに何も言えなくて、ただドキッとして終わってしまった。
森中部長の言ったことが気になって。
小鳩にも聞きたいことがいっぱいあって。
キレイに並べられたアルミカップのチョコレートを小鳩がひとつ手に取った。
「ねぇ、小鳩」
「何ですか?」
「小鳩は…いいの?」
「何がですか?」
手のひらに乗せて横から見たり上から見たり、いろんな角度からチョコレートを見てる。
「あ、持ち帰り希望ですか?」
「そうじゃないよっ、みんなで食べるの楽しいし!小鳩が作ったチョコレートが食べられるならそれはそれで嬉しいし!」
森中部長が小鳩が作って来たチョコレートをみんなで食べようって、そらぴょんと一緒に自販機に飲み物を買いに行ってくれた。
「そうですか」
「………。」
ゆっくりとアルミを剥がしていく、その手つきさえも繊細で丁寧だ。
「森中部長、魔法のチョコレートのこと知ってるんだね」
「…そんなものないですけど、噂じゃないですか」
噂を知ってる人は多いと思う。
恋する女の子たちが欲しがってるチョコレートだから。
でも森中部長の言い方は違ったように思えた。
私が思う魔法のチョコレートとは別の、だってあれは…
「利用されてるみたいじゃない?」
小鳩が作ったチョコレートを売り付けて資金を得てるのも気にはなった。
でもあれはまだ、需要と供給?っていうかWin-Winかなーとも思って。
だけど小鳩の気持ちはどうなんだろう?
一生懸命作ったチョコレートをあんな風に使われて、嫌じゃないのかな…?