恋の♡魔法のチョコレート
今日はいい天気、窓の外の景色は晴れ晴れとしてたまに入って来る風はすっかり秋の気候だ。
これから数学の授業かーなんて思いながら、頬杖えを付きながら自分の席に座ってぼぉーっと一点を見つめていた。
「詩乃ちゃんいる~??」
突然聞こえて来たその声にハッとする。
眠そうにしていた瞳に力が入り、ギュンッと勢いよく声のした方向に振り返った。
「あ、詩乃ちゃん!」
私を見付けてヒラヒラと手を振るその人は…
「オージ先輩!?」
ひっくり返るかと思った。
もう声だってどっから出たかわからない高い声だったし、勢いよく立ち上がったからガタガタって二度鳴った音にイスだってびっくりしてた。
そう思ったのは私だけじゃない、誰からも好かれるオージ先輩が1年の教室にやって来たんだザワつかないわけがない。
こっちこっちと呼ばれ吸い込まれるようにオージ先輩の前に立った。
やばい、目の前にオージ先輩がいる。
心臓の音がどんどん大きくなって、聞こえちゃうかもしれない…!
みんな私に注目してるしっ
「ちょっと詩乃ちゃんにお願いがあって来たんだけど」
「お願い、ですか…?」
両手を合わせてコテンと首をかしげる姿さえもカッコよくて、まだ何も聞いてないのにぜひ叶えて差し上げたいと思った。
「詩乃ちゃんってチョコ研なんだよね?」
「はい、そうですけど」
「じゃあお菓子作りに詳しいよね!」
その言葉には若干引っかかって、顔が引きつりそうになった。
「文化祭でカフェやるとこになったから、俺にお菓子の作り方教えてくれない?」
………。
えーーーーーーーーっ!?
これから数学の授業かーなんて思いながら、頬杖えを付きながら自分の席に座ってぼぉーっと一点を見つめていた。
「詩乃ちゃんいる~??」
突然聞こえて来たその声にハッとする。
眠そうにしていた瞳に力が入り、ギュンッと勢いよく声のした方向に振り返った。
「あ、詩乃ちゃん!」
私を見付けてヒラヒラと手を振るその人は…
「オージ先輩!?」
ひっくり返るかと思った。
もう声だってどっから出たかわからない高い声だったし、勢いよく立ち上がったからガタガタって二度鳴った音にイスだってびっくりしてた。
そう思ったのは私だけじゃない、誰からも好かれるオージ先輩が1年の教室にやって来たんだザワつかないわけがない。
こっちこっちと呼ばれ吸い込まれるようにオージ先輩の前に立った。
やばい、目の前にオージ先輩がいる。
心臓の音がどんどん大きくなって、聞こえちゃうかもしれない…!
みんな私に注目してるしっ
「ちょっと詩乃ちゃんにお願いがあって来たんだけど」
「お願い、ですか…?」
両手を合わせてコテンと首をかしげる姿さえもカッコよくて、まだ何も聞いてないのにぜひ叶えて差し上げたいと思った。
「詩乃ちゃんってチョコ研なんだよね?」
「はい、そうですけど」
「じゃあお菓子作りに詳しいよね!」
その言葉には若干引っかかって、顔が引きつりそうになった。
「文化祭でカフェやるとこになったから、俺にお菓子の作り方教えてくれない?」
………。
えーーーーーーーーっ!?